細くひも状に裂いた布を横糸の代わりにして、縦糸にした普通の糸に織り込んだ織物を、さき織り(裂き織り)といいます。曙光園でも日中活動としてこのさき織りの製作を取り入れ、利用者の皆様に取り組んでいただいています。
この他、布に限らず、牛乳パックの表裏に貼ってあるフィルムをはがした中の紙も使えます。環境にも優しい、曙光園の日中活動です。
今年の納涼祭のチャリティバザーでも、利用者の皆様の手によるさき織りの作品を販売いたしました。
上の写真のビーズハンガーの下にあるのが、作品例(さき織りバッグ)です。
これがさき織りの機械です。写真の右側、布を巻いてあるのが「シャトル」です。
シャトルを拡大して見てみます。…さき織りの機械を購入すると、シャトルが付属品としてついてきます。
普通のシャトルは例えばこんな感じですが…
このシャトルは「仮シャトル」。ボール紙でつくったものです。これでも問題なく使えます。ちなみに中のつぶらな瞳のイラストは、担当者曰く「スマイルくん」なのだそうです。^-^;
…もちろん(?)、こんな仮シャトルも絶賛運用中の模様です(笑)。
→自称人気モデル(!)の Twitter アカウントは @shokoukun
2014年9月15日月曜日
早稲田速記医療福祉専門学校 第3段階介護実習
曙光園では本日から10月14日までの1ヶ月間、早稲田速記医療福祉専門学校の第3段階実習生を2名、受け入れています。お二人とも2年生、来年3月の卒業(=介護福祉士国家資格取得)の見込みですので、曙光園ではこの1ヶ月間、早番、遅番、夜勤など、いろいろなシフト勤務に入っていただく予定です。早速今日の午後から、利用者対応用のフォーンを持っていただいたりなど、より実践的なカリキュラムに取り組んでおられるようです。1ヶ月間、よろしくお願いいたします!
2014年9月13日土曜日
第7回「人と出会う」福祉セミナー 参加報告会
曙光園職員の全体会議は、月に1回、毎月第2金曜日に実施しています。昨日(9/12)は、各部署からの報告事項のあと、8月21日(木)〜8月24日(日)に沖縄(
伊江島、他)で開催された「第7回『人に出会う』福祉セミナー」に参加した職員による報告会がありました。
この福祉セミナーは、おもに若手の福祉関係者や学生を対象に、社会福祉の本質を「インクルージョン(共生=障がいのある人もない人も共に生きること)」の視点から捉え、さらに日本の中でも独自性が高い「沖縄」という地域性から考える機会として、毎年開催されているものです。
報告では沖縄の歴史や(国立療養所「愛楽園」訪問など)、視覚障がいをお持ちの理学療法士の講師の方によるセッションの内容(「元気たいそう」)、障がいのある人たちの表現活動(ワークショップ形式でのダンスパフォーマンス)、伊江島の福祉事業所「ちむぐくる」(NPO法人「いちゃゆん会」)の活動紹介(作業所の利用者の方が作られた「指ハブ」などの工芸品も回覧されました)、そして障がい者権利条約について(沖縄県での条例=「沖縄県障害のある人もない人も共に暮らしやすい社会づくり条例」制定について 他)、各参加者が担当しました。
「ちむぐくる」という沖縄の方言は、「人の心に宿る、より深い想い」という意味で、人間が本来持っているはずの「やさしさ」や「まごころ」に通じるものなのだそうです。
報告は最後、「普段(曙光園)の現場では体験できない経験ができました。障がい当事者の方々の『生きる』ことへの思いが強く伝わり、共生することの大切さを学びました。(障がい当事者を)阻害する『障がい』を取り除くために、(支援者は)補助役として支援する。それが、人それぞれの生きがいにつながっていくのではないかと考えます」と結んでいました。
この福祉セミナーは、おもに若手の福祉関係者や学生を対象に、社会福祉の本質を「インクルージョン(共生=障がいのある人もない人も共に生きること)」の視点から捉え、さらに日本の中でも独自性が高い「沖縄」という地域性から考える機会として、毎年開催されているものです。
報告では沖縄の歴史や(国立療養所「愛楽園」訪問など)、視覚障がいをお持ちの理学療法士の講師の方によるセッションの内容(「元気たいそう」)、障がいのある人たちの表現活動(ワークショップ形式でのダンスパフォーマンス)、伊江島の福祉事業所「ちむぐくる」(NPO法人「いちゃゆん会」)の活動紹介(作業所の利用者の方が作られた「指ハブ」などの工芸品も回覧されました)、そして障がい者権利条約について(沖縄県での条例=「沖縄県障害のある人もない人も共に暮らしやすい社会づくり条例」制定について 他)、各参加者が担当しました。
「ちむぐくる」という沖縄の方言は、「人の心に宿る、より深い想い」という意味で、人間が本来持っているはずの「やさしさ」や「まごころ」に通じるものなのだそうです。
報告は最後、「普段(曙光園)の現場では体験できない経験ができました。障がい当事者の方々の『生きる』ことへの思いが強く伝わり、共生することの大切さを学びました。(障がい当事者を)阻害する『障がい』を取り除くために、(支援者は)補助役として支援する。それが、人それぞれの生きがいにつながっていくのではないかと考えます」と結んでいました。
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