曙光園職員の全体会議は、月に1回、毎月第2金曜日に実施しています。昨日(9/12)は、各部署からの報告事項のあと、8月21日(木)〜8月24日(日)に沖縄(
伊江島、他)で開催された「第7回『人に出会う』福祉セミナー」に参加した職員による報告会がありました。
この福祉セミナーは、おもに若手の福祉関係者や学生を対象に、社会福祉の本質を「インクルージョン(共生=障がいのある人もない人も共に生きること)」の視点から捉え、さらに日本の中でも独自性が高い「沖縄」という地域性から考える機会として、毎年開催されているものです。
報告では沖縄の歴史や(国立療養所「愛楽園」訪問など)、視覚障がいをお持ちの理学療法士の講師の方によるセッションの内容(「元気たいそう」)、障がいのある人たちの表現活動(ワークショップ形式でのダンスパフォーマンス)、伊江島の福祉事業所「ちむぐくる」(NPO法人「いちゃゆん会」)の活動紹介(作業所の利用者の方が作られた「指ハブ」などの工芸品も回覧されました)、そして障がい者権利条約について(沖縄県での条例=「沖縄県障害のある人もない人も共に暮らしやすい社会づくり条例」制定について 他)、各参加者が担当しました。
「ちむぐくる」という沖縄の方言は、「人の心に宿る、より深い想い」という意味で、人間が本来持っているはずの「やさしさ」や「まごころ」に通じるものなのだそうです。
報告は最後、「普段(曙光園)の現場では体験できない経験ができました。障がい当事者の方々の『生きる』ことへの思いが強く伝わり、共生することの大切さを学びました。(障がい当事者を)阻害する『障がい』を取り除くために、(支援者は)補助役として支援する。それが、人それぞれの生きがいにつながっていくのではないかと考えます」と結んでいました。
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